Wi-Fiを利用していて接続状況が悪くなることがあります。
さまざまな原因が考えられますが、もし周波数帯による問題だった場合は、バンドステアリングを利用することで問題が解消できます。
バンドステアリングが気になっている方の中には、バンドステアリングが本当に必要かどうか知りたい方もいると思われます。
そこで今回は、バンドステアリングの必要性について知りたい方に向けて、バンドステアリングの概要や対応しているWi-Fiルーターなどについて解説していきます。
この記事で分かること
・バンドステアリングの概要やメリット・デメリット
・バンドステアリング対応のおすすめのWi-Fiルーター
・バンドステアリングを活かすおすすめの光回線
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月額料金(税込) | 4,928円~ | 4,730円〜 | 2,420円〜 |
平均通信速度(実測値) | ・平均下り速度:298.8Mbps ・平均上り速度:229.7Mbps | ・平均下り速度:415.22Mbps ・平均上り速度:351.97Mbps | ・平均上り速度:46.6Mbps〜 ・平均下り速度:53.9Mbps〜 |
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バンドステアリングってなに?知っておきたい基礎情報
バンドステアリングの名前は聞いたことがあるけど、具体的にどういった機能なのか知らない方もいると思われます。
そこで、バンドステアリングの基礎情報についてまとめていきます。
無線LANルーター搭載の接続安定性を図る機能
バンドステアリングはWi-Fi接続の安定性を維持する機能のことです。
インターネットを使っているとどうしても通信状況が安定しないことがあります。
その原因によって対応方法が異なりますが、バンドステアリングを使うことで通信が安定することが多いです。
Wi-Fiルーターに搭載されている機能で、バンドステアリングが使えるWi-Fiルーターを用意することで利用できます。
混雑していない周波数帯に自動で切り替えてくれる
バンドステアリングはWi-Fiルーターに搭載されている周波数帯を自動的に切り替えることで、通信速度の安定化を図ります。
一人暮らしで自分だけがインターネットを利用するなら必要のない機能です。
しかし、家族でWi-Fiを共有して使っている場合は、複数デバイスの接続によって通信速度が落ちやすくなります。
この際にバンドステアリングが機能していないと、1つの周波数帯に接続が集中することで、通信速度が下がってしまいます。
しかし、バンドステアリングが機能していれば、混雑した周波数帯の接続を避けることが可能です。
そして、混雑していない周波数帯に自動で接続先を切り替えます。
手動で接続する周波数帯を切り替える必要がないためかなり便利です。
状況・環境に応じて最適な回線を選択してくれる
バンドステアリングは周波数帯の込み具合だけ利用する周波数帯を切り替えるわけではありません。
周囲の状況や環境によって、周波数帯を切り替える機能も搭載されています。
たとえば、自室でWi-Fiを使っていて、トイレに向かうために使用中の電子レンジのそばを通ると、接続状況が不安定になります。
そんな場合に、接続する周波数帯を自動で切り替えて、電子レンジの電波に干渉しない周波数帯に切り替えてくれます。
わざわざ周囲の環境に合わせて手動で周波数帯を切り替えているとキリがありません。
自動的に状況に合わせて周波数帯が切り替わってくれたほうが楽です。
バンドステアリング対応ルーターにはどのようなものがある?一目でわかる一覧表
バンドステアリングに対応しているルーターがどれかわからない方も少なくないでしょう。
そこで、バンドステアリングに対応している以下のおすすめのルーターとそのスペックについて紹介していきます。
バンドステアリング対応ルーター
・WSR-2533DHP2 (BUFFALO)
・AtermWG2600HP2 (NEC)
・WRC-2533GST2 (ELECOM)
・Archer C5400X (TP-Link)
・Archer C9 (TP-Link)
メーカー | 価格 | 最大通信速度 | 対応通信規格 | |
WSR-2533DHP2 | BUFFALO | 11,880円 | 5GHz:1,733Mbps 2.4GHz:800Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
AtermWG2600HP2 | NEC | 6,578円 | 5GHz:1,733Mbps 2.4GHz:800Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
WRC-2533GST2 | ELECOM | 6,330円 | 5GHz:1,733Mbps 2.4GHz:800Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
Archer C5400X | TP-Link | 44,000円 | 5GHz:2,167Mbps (2つとも) 2.4GHz:1,000Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
Archer C9 | TP-Link | 4,899円 | 5GHz:1,300Mbps (2つとも) 2.4GHz:600Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
まず周波数帯には5GHzと2.4GHzの2種類があり、どちらで接続するかによって通信速度が変わってきます。
5GHzは通信速度が速い反面通信の安定感に欠け、2.4GHzは通信速度がそこまで速くは出せない代わりに通信速度が安定しやすいです。
そして、それぞれの周波数帯での最大通信速度は上記の表の通りです。
いくら光回線が速いものを使っていても、ルーターの出せる通信速度が遅いと実際に出る通信速度も遅くなってしまいます。
できれば通信速度が速いものを選ぶのが望ましいです。
Archer C5400Xだけやたらと速くて料金が高いと感じた方もいると思われます。
これはゲーミング向けのWi-Fiルーターとなっていて、より高速通信と通信の安定感を求める方におすすめできる製品です。
それ以外は誰でも使いやすいもので、特に深いこだわりがなければ、Archer C5400X以外のいずれかから選択するとよいです。
バンドステアリング機能は必要なの?利用におけるメリットとは
バンドステアリングが使えるWi-Fiルーターを導入する前に、まずはメリットとデメリットを理解しておくことが大事です。
バンドステアリングのメリットとしては以下のものがあげられます。
バンドステアリングのメリット
・手動で回線を切り替えなく良いので手間がかからない
・複数の端末の電波干渉を回避してくれる
・最適な周波数を選ぶことで常に回線を安定化させることができる
手動で回線を切り替えなく良いので手間がかからない
バンドステアリングは回線を手動で切り替える必要がないため、手間をかけずに済みます。
Wi-Fiルーターごとに2つのSSIDが設けられています。
Wi-Fi接続する際は、そのSSIDに合ったパスワードを設定画面で入力していく形となります。
Wi-Fiルーターを導入したことがある方の中には、どっちのSSIDのもので接続すればいいのかわからないと感じたことがある方も少なくないでしょう。
最初の設定の際には、通信速度の速い5GHzで接続することをおすすめします。
そうすれば、電子レンジなどの5GHzの周波数帯に干渉しやすい場所にいった際に、バンドステアリング機能で2.4GHzの接続先に替えてくれます。
ただ、2.4GHzの接続設定も済ませておかないと自動切り替えはできません。
複数の端末の電波干渉を回避してくれる
バンドステアリングによって、複数の端末の電波干渉を回避してくれます。
先ほども触れたように、片方の周波数帯に接続するデバイスが集中していると回線が混雑してしまいます。
しかし、自動で周波数帯が切り替えられたら、どちらの周波数帯も混雑することがない限りは通信速度の遅さを感じることが少なくなりやすいです。
どちらの周波数帯も混雑してしまう場合もあります。
そのため、大家族で共有して利用する方は、Wi-Fiルーターの接続可能台数も含めてWi-Fiルーターを選びましょう。
最適な周波数を選ぶことで常に回線を安定化させることができる
バンドステアリングはシチュエーションによって最適な周波数帯に切り替えられることで、回線を安定化させることもできます。
たとえば、4台のデバイスをすべて5GHzに接続させると5GHzがやや混雑してしまいます。
しかし、5GHzに2台、2.4GHzに2台に分けられると、どちらの回線も通信状況を安定させることが可能です。
ただ、5台、6台と接続台数を増やしていくと、それだけ速くどちらの周波数帯でも回線が重くなっていきます。
接続台数を増やすとそれだけ回線がひっ迫しやすくなることを覚えておいてください。
バンドステアリング機能の落とし穴|利用におけるデメリットとは
一方で、バンドステアリングのデメリットとしては以下のものがあげられます。
バンドステアリング対応ルーターじゃないと使えない
バンドステアリングに対応したWi-FiルーターでないとWi-Fiは使えません。
バンドステアリング機能はWi-Fiルーターに標準装備されたものではありません。
もし今持っているWi-Fiルーターをそのまま使おうと考えていた方は、バンドステアリング機能が搭載されているか確認してみてください。
もし搭載されていなかったら、新しくバンドステアリング機能の付いたWi-Fiルーターを購入しましょう。
対応ルーターには高額なものが多い
バンドステアリングが使えるWi-Fiルーターは金額の高いものが多いです。
先ほど紹介したWi-Fiルーターの多くは4,000円から10,000円程度で買えるものばかりでした。
しかし、以下のようなWi-Fiルーターにはバンドステアリング機能はついていません。
メーカー | 価格 | 最大通信速度 | 対応通信規格 | |
WCR-1166DS | BUFFALO | 3,236円 | 5GHz:866Mbps 2.4GHz:54Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
AC1900 MU-MIMO | TP-Link | 3,580円 | 5GHz:1,300Mbps 2.4GHz:600Mbps | IEEE802.11ac IEEE802.11a/g IEEE802.11b IEEE802.11n |
TL-WR940N | TP-Link | 2,200円 | 5GHz:450Mbps 2.4GHz:54Mbps | IEEE802.11g IEEE802.11b IEEE802.11n |
バンドステアリング機能がついていないWi-Fiルーターは、その他の機能によっても変わりますが、2,000円から3,000円程度で買えるものが多いです。
最近のWi-Fiルーターであればバンドステアリングが使えるものが多いですが、やや古いものになると使えないことが多いです。
そのため、バンドステアリングが使えるWi-Fiを確実に手に入れるなら、なるべく最新機種のものを選んでみてください。
接続しているデバイスが少ない場合はあまり意味がない
バンドステアリングはいくつものデバイスを接続する場合に効果を発揮するものです。
そのため、接続するデバイスの数が少ないなら、バンドステアリング機能は特に必要ありません。
たとえば、1人暮らしをしているなら、PCは有線接続で、スマホとタブレットを無線接続するというケースが多いです。
それだと無線接続は2台だけですので、回線が混雑してしまうことはありません。
バンドステアリングを意識するなら、家族や恋人と同じ家で使う場合に気にしてみてください。
バンドステアリング機能は本当に必要?利用をおすすめできる3つの環境
バンドステアリング機能が必要になる環境として以下の3つが考えられます。
バンドステアリングが必要な環境
・Wi-Fiに接続している家族
・IoT家電などを複数利用している人
・自宅が広くて遮蔽物が多いなどで電波が届きにくい家庭
1つずつみていきます。
Wi-Fiに接続している家族が多い場合はおすすめ
バンドステアリングを最も使う機会が多いのは、暮らしている家族の人数が多い方です。
夫婦2人だけならともかく、祖父や祖母と同居していたり、子供が何人もいたりすると接続するデバイスの数が多くなります。
その場合には回線が混雑になって、通信速度が遅くなってしまうこともあります。
家族で共有して利用する場合は、バンドステアリング機能付きのWi-Fiルーターを検討してみてください。
IoT家電などを複数利用している人にはおすすめ
一人暮らしの場合であっても、IoT家電などを複数利用している方にもおすすめです。
IoT家電はスマホアプリを利用して、より家電を便利に活用できる仕組みを採用した家電のことです。
たとえば、GPS機能で外出中だけ冷蔵庫を省エネ運転に切り替えたり、外出先でアプリでロボット掃除機の操作をしたりといったものがあげられます。
外出中に冷蔵庫を使うことがないため、中にある食材が傷まない程度に冷やせれば問題ありません。
自動で省エネ運転に切り替えることで節電につながります。
ロボット掃除機は掃除をするための時間を確保できない場合に、外出先からアプリ操作1つで掃除ができます。
忙しい現代社会人には必要な家電の1つともいえるでしょう。
他にも、エアコンやテレビ、自宅の鍵に至るまでIoT技術が採用されているものがあります。
それらを利用する場合は、バンドステアリングが使えたほうがよいです。
自宅が広くて遮蔽物が多いなどで電波が届きにくい家庭にはおすすめ
自宅が広かったり、電波を遮るものが多い場合は、バンドステアリングがあったほうがよいです。
Wi-FiはスマホのLTE回線などと違って、簡易的な通信設備から電波を飛ばしているため、電波が飛ばせる範囲が狭いです。
そのため、自宅が広いとWi-Fiが届かないこともあります。
また、マンションを建てるのに使われる素材が電波を遮りやすいものが多いです。
マンションに住んでいると、電波の状況が悪いと感じる方も少なくないでしょう。
それらの物件に住んでいる方は、できればバンドステアリング機能が付いたWi-Fiルーターを導入することをおすすめします。
ちなみに、建物の構造上の問題で困っている方は、Wi-Fiの中継機を導入することで問題を解消することも可能です。
以下の記事ではWi-Fiの中継機の選び方や中継機が使える場面などについてまとめています。
気になる方はチェックしてみてください。
バンドステアリング機能の使い方|設定はどのように行えばいい?
バンドステアリング機能は以下の方法で設定することで利用できます。
バンドステアリング機能の設定方法
STEP1.Wi-Fiルーターの設定画面を開く
STEP2.メニューで「詳細設定」を選択
STEP3.「無線設定」を選択
STEP4.「バンドステアリング機能」の項目にチェックを入れる
STEP5.「ステアリング設定」の項目で任意のメニューを選択
STEP6.「設定」を選択
こちらはBUFFALOのバンドステアリング機能の設定方法です。
使っているWi-Fiルーターのメーカーごとで設定方法が異なります。
購入したWi-Fiルーターのメーカーごとの設定方法をインターネットで調べて、自身でバンドステアリングの設定をしてみましょう。
設定を見てもよくわからない場合は、メーカーに電話やメールで問い合わせてみてください。
バンドステアリング機能を活用するには回線の質も大事|利用したい光回線一覧
元々通信速度の遅い光回線を使っていても、バンドステアリングの効果を実感できません。
バンドステアリング機能を活用するためには、使っている回線の質も大事です。
バンドステアリング機能を活用するのにおすすめの光回線として以下のものがあげられます。
バンドステアリング機能を活かすおすすめの光回線
・ぷらら光
・NURO光
・ドコモ光
・ソフトバンク光
・So-net光
月額料金 | 上り平均速度 | 下り平均速度 | Ping値平均 | |
ぷらら光 | 戸建て:5,280円 マンション:3,960円 | 184.02Mbps | 267.63Mbps | 20.9ms |
NURO光 | G2Tプラン:5,200円 G2Dプラン:5,700円 G2Nプラン:6,100円 G10プラン:8,300円 G10Tプラン:5,700円 マンション M2Tプラン: 2,090~2,750円 マンション M2Dプラン: 2,530~3,190円 マンション M2プラン:2,970~3,630円 | 446.06Mbps | 504.78Mbps | 12.7ms |
ドコモ光 | <戸建て> ・ギガタイプA: 5,720円(2年契約) 7,370円(契約期間なし) ・ギガタイプB: 5,940円(2年契約) 7,590円(契約期間なし) ・1ギガ 単独タイプ: 5,500円(2年契約) 7,150円(契約期間なし) ・ドコモ光ミニ: 2,970~6,270円(2年契約) 4,620~7,920円(契約期間なし) <マンション> ギガタイプA: 4,400円(2年契約) 5,500円(契約期間なし) ・ギガタイプB: 4,620円(2年契約) 5,720円(契約期間なし) ・1ギガ 単独タイプ: 5,500円(2年契約) 5,280円(契約期間なし) <10Gプラン> ・ギガタイプA: 6,930円(2年契約) 8,580円(契約期間なし) ・ギガタイプB: 7,150円(2年契約) 8,800円(契約期間なし) ・単独タイプ: 6,490円(2年契約) 8,140円(契約期間なし) | 206.5Mbps | 269.1Mbps | 22.46ms |
ソフトバンク光 | ・ファミリーギガスピード、ファミリーハイスピード、ファミリー: 5,170円(5年)、5,720円(2年) ・ファミリー・10ギガ: 6,380円(5年)、6,930円(2年) ・ファミリーライト: 4,290円~6,160円(2年) (※マンションならすべての プランで月額4,180円) | 209.99Mbps | 313.16Mbps | 17.25ms |
So-net光プラス | 戸建て:6,138円 マンション:4,928円 | 218.83Mbps | 295.05Mbps | 19.35ms |
これらの光回線はIPv6の通信が可能な光回線です。
IPv6は通信接続方式の1つで、かつては一般的にIPv4という方式で通信が行われていました。
しかし、IPv4で使えるIPアドレスが埋まりつつあり、IPv4での通信方式だと通信速度が遅くなってきました。
そこで生み出されたのがIPv6の通信方式で、IPv4よりもはるかに多いIPアドレスのキャパがあり、高速通信が実現しやすいとされています。
バンドステアリング以前に、通信速度のそのものの速さが遅ければ意味がありません。
まずはIPv6接続ができる光回線を契約してください。
その次に通信速度を安定化させるバンドステアリングを意識してみましょう。
バンドステアリングが利用できるかどうかはWi-Fiルーターによって決まることで、光回線によって決まることではありません。
そのため、バンドステアリングが利用できるWi-Fiルーターを購入してください。
ただ、IPv6が使える光回線を契約しても、Wi-FiルーターがIPv6に対応していないとIPv6接続はできません。
バンドステアリングとIPv6の両方に対応したWi-Fiルーターを導入することが大事です。
光回線の選び方は?
光回線を選ぶ際には、最大通信速度ではなく、通信速度の実測値を見て契約先を判断しましょう。
最大通信速度はどこも同じ1Gbpsであっても、光回線事業者の回線設備によって安定して出せる通信速度の速さが異なります。
たとえば、NURO光のような独自の速い回線設備を利用しているところだと、実際の通信速度が速いです。
一方で、ドコモ光などの回線設備を借りて提供する光コラボだと、実際の通信速度はやや遅いです。
月額料金やキャンペーンなども踏まえつつ、通信速度の速さを意識して契約先を選んでみてください。
また、オンラインゲームをプレイする方ならPing値も意識したほうがよいです。
Ping値は通信の応答速度のことを指していて、数値が小さいほうが反応が速いです。
回線の速度が1秒間に送れるデータ量であるのに対して、Ping値はデータを送る通信の速さのことだと覚えておいてください。
たとえば、大人気のFPSゲーム「Apex Legends」だとPing値30ms以下が望ましいです。
快適にゲームをプレイしたい方はPing値の平均の低い光回線を契約してみてください。
バンドステアリング機能に関するよくある質問は?
バンドステアリング機能についてさまざまな質問がインターネット上で投稿されています。
今回はその中から特に質問されることの多い以下の質問について回答していきます。
バンドステアリング機能に関するよくある質問
・バンドステアリングは5GHzに優先して接続できる?
・バンドステアリングの不具合はどのようにして確認すればいい?
・バンドステアリングをオンにすると不安定で遅いんだけどなんで?
・バンドステアリングが勝手に切れるんだけど原因は?
バンドステアリングは5GHzに優先して接続できる?
バンドステアリングの切り替え先を5GHzに優先して接続させることも可能です。
メーカーによって方法が少し異なりますが、BUFFALO製品であれば、ステアリング設定から切り替え先の優先度を設定できます。
「2.4GHz混雑時に5GHzを利用する」、「5GHzを常に優先する」、「混雑していない帯域を利用する」の3つの種類から選択可能です。
ただ、バンドステアリングは通信速度の安定化を図るためのものであり、「5GHzを常に優先する」場合だと通信が不安定になりやすいです。
そのことを理解した上で5GHzの接続を優先する設定にしてみてください。
バンドステアリングの不具合はどのようにして確認すればいい?
バンドステアリング機能が使えるのになぜか通信速度が遅くなってしまうこともあります。
ただ、通信速度が遅くなってしまう原因はいくつかあり、バンドステアリングの不具合をすぐに調べる方法はありません。
そのため、まずはバンドステアリング以外の要因が原因になっていないか調べる必要があります。
たとえば、通信提供元で通信障害が発生しているか調べたり、デバイスの再起動をかけてみたりします。
具体的な通信速度低下時の原因と対処法は以下の記事でまとめています。
気になる方はチェックしてみてください。
いくつか通信速度が遅くなってしまう原因を調べてみて、どれも該当しないとわかったら、バンドステアリングの不具合だと疑ってみてください。
その際には、Wi-Fiルーターの修理や取り替えなどが必要であるため、購入したWi-Fiルーターのメーカーに問い合わせましょう。
バンドステアリングをオンにすると不安定で遅いんだけどなんで?
バンドステアリングをオンにすると通信が不安定になる原因はいくつか考えられます。
5GHzに優先的に接続する設定になっていたり、バンドステアリング機能に不具合が生じていたりして、通信が不安定になりやすいです。
バンドステアリングを切った状態のほうが通信が快適だった場合は、バンドステアリングに問題があると考えていいでしょう。
もう一度設定周りを見直してみて、それでも直らなければ購入したWi-Fiルーターのメーカーに問い合わせてみてください。
バンドステアリングが勝手に切れるんだけど原因は?
バンドステアリングが勝手に切れる原因は、バンドステアリングの不具合と考えてよいです。
バンドステアリングが途中まで使えていたのに勝手に切れるということがわかっていれば、他に疑ったほうがよい原因は特にありません。
むしろ他の原因の可能性を疑っていると、それだけ直るまでに時間がかかってしまいます。
その際には、なるべく早めに購入したWi-Fiルーターのメーカーに問い合わせてみてください。
まとめ:バンドステアリングはヘビーユーザーなら向いてる、利用前に回線から見直そう
バンドステアリングはインターネット通信を安定化させるために必要な機能です。
特に自宅の光回線をWi-Fiルーターを用いて無線接続する場合に意識することが多いものです。
自宅でそこまでWi-Fi接続をしない方は気にする必要がありませんが、よく家でWi-Fiを使う方なら気にしておきましょう。
バンドステアリングを利用するには専用のWi-Fiルーターが必要です。
もしバンドステアリングを利用できるWi-Fiルーターがなければ、新たに購入してみてください。
また、バンドステアリングはあくまでも通信を安定化させるためのものであって、通信速度を速くしてくれるものではありません。
元々の通信速度が遅ければ、バンドステアリングを利用してもあまり効果を実感できないです。
そのため、バンドステアリングを導入する前に、まずは利用している光回線のスペックを見直してみてください。