ルーターはパソコンやスマホ、タブレット等、複数の接続端末をインターネットに接続するための機器です。
このルーターがなければ、1回線に1つの接続端末しか接続するとができません。
複数台数の接続が一般的な今、このルーターはなくてはならない機器の1つと言えるでしょう。
そこで気になるのが、ブリッジモードという用語です。
「時々耳にするけど、ブリッジモードって何?」という人は、意外に少なくないでしょう。
しかし、ブリッジモードの意味は、しっかり理解しておくことをおすすめします。
その意味を知らずにいると、知らぬ間に光回線の通信速度や安定性に影響を及ぼしている可能性があるからです。
そこで今回は、このブリッジモードについて分かりやすく徹底解説します。この記事から分かること
- ブリッジモードの基礎知識
- ブリッジモードを使うことで得られるメリット
- ブリッジモード使用時の注意点
- ブリッジモードを使った方が良いケース
- ブリッジモード使用時におすすめのルーター
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ブリッジモードと合わせてチェック、ルーターのモードの種類とは
ルーターは複数の接続端末をインターネットに接続するための機器ですが、搭載している機能はこれ1つではありません。
ブリッジモードは、その様々な機能を使用する際に選択するモードの1つなのす。
ルーターはブリッジモードを含め、全部で3つのモードを搭載しています。
つまり、ルーターには全部で、3つの機能が搭載されているということです。
光回線でインターネットに接続するためには、屋内に引き込んだ光回線と接続端末を繋げる必要があります。
その際に、光回線と接続端末を繋ぐ仲介役となるのが、このルーターと光回線終端装置(ONU)の2つです。
*画像引用元:BBIQ公式サイト
まず、外部から光ケーブルを通じて送られてきた電気信号は、ONUで光信号(インターネット回線用の信号)に変換されます。そして、その変換信号を、ONUに接続された端末へ送り出します。
ONUの基本性能は、基本的にはこの2つです。
そのため、このONUの機能だけでは、1回線に1台の接続端末しか接続できません。
これでは、複数台数のインターネット接続だけでなく、無線接続も不可能です。
その役割を担っているのがルーターで、足りない機能を下記3つのモードで使用可能にします。
ルーターモード:複数の接続端末をインターネット回線に繋げるための機能
まずはルーターモードですが、これは複数の接続端末をインターネット回線に繋げるための機能です。
このルーターモードの機能は、ルーター本来の役割になります。
ルーターの基本機能と考えてもらえばいいでしょう。
ONUに接続できる接続端末は1台だけです。
そこで、この機能が接続端末数を増やすために必要になります。
現行機種は無線ルーターがメインのため、接続方法は下記の2つから選択可能です。
- 有線接続
- 無線接続(WiFi)
*画像引用元:バッファロー公式サイト
通信速度や安定性の高い有線接続が複数必要な場合は、ルーターの有線接続ポート(LANポート)が多い機種を選ぶと良いでしょう。
ブリッジモード(APモード):ルータ機能をオフにしてアクセスポイントとして利用するための機能
ブリッジモードはAPモードとも呼び、ルータ機能をオフにしてアクセスポイントとして利用するための機能です。
ブリッジモードがAPモード(*APはアクセスポイントの略)と呼ばれるのも、この機能特徴がゆえんでしょう。
最近はルーター機能を搭載したONUが登場しています。
この場合、ONUのルーター機能を使用するため、ルーター自体のルーター機能は必要ありません。
こんな時に、ルーター機能をオフにしたブリッジモードを利用します。
*画像引用元:バッファロー公式サイト
ブリッジモードはルーターモードのように、複数の接続端末をインターネット回線に繋げるための接続処理をしません。
単にONUから受け取った変換信号(インターネット回線用の信号)を、接続端末に受け渡すだけです。
しかし、「ONUにルーター機能があるなら、ルーターは必要ないんじゃ…」と思った人は多いでしょう。
こう思うのは当然です。
事実、NURO光のONUは高性能な無線LANルーター機能を搭載しているため、別途ルーターは必要ないでしょう。
しかし、ルーター機能を搭載したONUが、必ず高性能な機種とは限りません
下記のようなケースもあるでしょう。
- ONUに無線接続(WiFi)機能がない
- ONUの無線通信の速度が遅い
こんな時に、高性能な機能を備えたルーターが役に立ちます。
無線接続と高速通信ができるルーターを、ブリッジモードで接続するればいいのです。
ブリッジモードはアクセスポイントとしてルーターを利用する機能ですが、複数の接続端末を高速で無線接続するための機能と言い換えることもできます。
中継器モード(WBモード):無線電波の届く範囲を広げるための機能
中継器モードはワイヤレスブリッジモード(WBモード)とも呼ばれる、無線電波の届く範囲を広げるための機能です。
ルーターを中継器モードで利用することで、無線電波の届きにくい場所にも安定した電波供給が可能になります。
*画像引用元:バッファロー公式サイト
もう1台余分にルーターを用い、それを中継器モードで利用することで、無線電波が届く範囲を広げる仕組みです。
ブリッジモードは使った方がいい?ブリッジモードのメリットとは
ルーターが持つ基本機能を理解してもらったところで、ここから本題に入っていきます。
まずは、ブリッジモードのメリットから見ていきましょう。
ブリッジモードを使った方が良いのは、下記3つのメリットがあるからです。
WiFiのエリアを広げることができる
無線(WiFi)の接続エリアを広げる方法として、先に中継器モードを紹介しました。
しかし、このブリッジモードでも、WiFiの接続エリアを広げることが可能です。
WiFiの接続エリアはWiFiを利用する建物構造と、無線ルーターが使用できる周波数帯が影響します。
周波数帯 | 特徴 |
2.4GHz | ・さまざまな家電製品や電子機器で利用されている ・他の機器の干渉を受けやすいため通信速度の低下を起こしやすい ・遠くまで電波が届きやすい |
5GHz | ・利用している機器が少ない ・干渉を受けにくく、通信速度の低下を起こしにくい ・遠くに電波が届きにくいため、通信状態が極端に不安定になるケースがある |
つまり、ONUの周波数帯が5GHzならば、2.4GHzの周波数帯が利用できるルーターをブリッジモードで接続すれば、WiFiのエリアを広げられるというわけです。
利用できる周波数帯は、ONUやルーターが用いる無線LAN規格によって異なります。
無線LAN規格 | 周波数帯 | 最大通信速度 |
IEEE 802.11a | 5GHz | 54Mbps |
IEEE 802.11b | 2.4GHz | 11Mbps |
IEEE 802.11g | 2.4GHz | 54Mbps |
IEEE 802.11n | 2.4GHz、5GHz | 600Mbps |
IEEE 802.11ac | 5GHz | 6.9Gbps |
現在、主流となっている無線LAN規格は下記の2つです。
- IEEE 802.11n
- IEEE 802.11ac
WiFiのエリアを広げたいなら通信速度は落ちますが、2.4GHz対応の「IEEE 802.11n」がおすすめでしょう。
有線・無線どちらでも繋ぐことが可能
有線・無線のどちらでも繋げるのも、大きなメリットになります。
ルーター機能のあるONUとルーターをブリッジモードで接続して利用すれば、パソコンやスマホ、タブレットなど、複数端末のWiFi接続が可能です。
特に、スマホやタブレットのパケット代が節約できる点は見逃せません。
また、ルーター本体のLANポートに直接、有線接続すれば、WiFi接続よりも安定した通信環境を構築できます。
ブラウザゲームや4Kの動画視聴など、高速通信が求められるWEBサービスも、複数の端末で快適に楽しめるでしょう。
スイッチングハブと同様の働きが期待できる
スイッチングハブと、同様の働きが期待できる点も見逃せません。
「スイッチングハブ???」という人も多いでしょう。
スイッチングハブはLANケーブルを差し込む、LANポート用のテーブルタップのことです。
画像引用先:Rakuten
ルーターの背面を見れば、これと同じLANポートが並んでいるのが確認できるでしょう。
画像引用先:Aterm Station公式サイト
ONUのLANポートには限りがあり、ポート数分の端末しか接続できません。
しかし、ONUとルーターをブリッジモードで接続すればルーター分のポート数が増え、さらに多くの端末が接続できるスイッチングハブとして利用できるようになります。
有線接続で複数端末を接続したい人には、願ってもないメリットになるでしょう。
ブリッジモードを使う時はここに注意、ブリッジモードのデメリットとは
ブリッジモードにはデメリットもあります。
しかし、これらデメリットは対処法さえ知っておけば回避可能です。
ルーターをブリッジモードで使う場合は、その対処法は頭に入れておくべきでしょう。
ブリッジモードのデメリットは下記の3つです。
設定によっては2重ルーターになってしまう
ブリッジモードを使用する時は、2重ルーターにならないかの確認が必要です。
ONUのルーター機能の性能が不十分なため、高性能なルーターを使用する人もいるでしょう。
この時に注意してほしいのが、ルーターが本当にブリッジモードに設定できているかどうかです。
大抵のルーターは、このルーターモードが初期設定モードで出荷されています。
そのため、単に接続しただけでは、ルーターのルーターモードが機能し、ONUと2台分のルーター機能が働く状態になる可能性もあるでしょう。
2重ルーターと聞けばなんとなく聞こえは良いですが、この2重ルーターでは下記デメリットが生じます。
- 通信速度が遅くなる可能性が高い
- インターネットに繋がらなくなる可能性が高い
ルーター機能のあるONUを使用する際には、このようなデメリットを回避するためにも必ずルーターがブリッジモードに切り替わっているかの確認が必要です。
ONUにルーター機能がないと接続ができない
ルーターをブリッジモードで使用する際は、必ずONUにルーター機能があるかを確認してください。
そうでないと、インターネットに接続できないケースが発生する可能性があります。
ルーターをブリッジモードにすると、ルーター自体のルーター機能はオフになるため、ルーターがインターネットへの接続機能を発揮できなくなります。
この状態でONUにルーター機能が搭載されてなければ、インターネットに接続するすべがなくなります。
接続した端末機器はすべて、インターネットに接続できません。
そうならないためにも、ルーターをブリッジモードで使用する際は、ONUにルーター機能があることを確認してからにしましょう。
DHCPサーバー機能が重複しているとネットに接続できない
ONUにDHCPサーバー機能がある場合は要注意です。
DHCPサーバー機能は接続機器の電源が入った時点で、IPアドレスなどのネットワーク接続に必要な設定情報を接続機器に自動割当する機能です。
そのため、LAN環境下にある接続機器側で個別に詳細設定しなくても、LANやインターネットに接続できます。
しかし、複数のDHCPサーバー機能が働くと、接続に必要な情報が正しく割り当てされず、インターネットに接続できません。
ONUにルーター機能が搭載されているなら、ONUにもDHCPサーバー機能が必ずあります。
機種にもよりますが、ブリッジモードでDHCPサーバー機能だけを有効にすることは可能です。
複数のDHCPサーバー機能を持つ機器が接続上に存在する時は、高性能な機能を有する機器を有効にし、片方を必ず無効にしてください
ブリッジモードが活躍する状況とは、使うのにおすすめな場面
引き続き、ブリッジモードのメリット・デメリットから、ブリッジモードを使うのにおすすめなの下記3つに該当する場合です。
それでは、なぜこの3つに、ブリッジモードが有効なのかを解説していきます。
ルーター機能が搭載されていないONUを使用している場合
まず、ルーターのルーターモードが活躍するのは、ONUにルーター機能が搭載されていない場合です。
この場合は、ルーターをルーターモードで使用しなければ、複数の端末機器を接続できません。
これがルーターモードに一番適した、本来の使い方です。
しかし、有線・無線に限らず、ルータに接続できる接続機器の台数は機種によって異なります。
特にLANポート数で接続台数が限られる有線接続とは違い、無数に接続できるWiFi機器には注意が必要です。
決められた台数以上の無線接続は、通信速度や安定性の低下を招きます。
必ずルーターの接続可能台数を確認し、余裕を持った機種選択を心がけてください。
ONUのルーター機能に搭載された通信規格に満足できない場合
WiFiの通信速度は「ブリッジモードは使った方がいい?ブリッジモードのメリットとは」で紹介した通り、ルーターが採用している無線LAN規格によって異なります。
そのため、ONUにルーター機能が搭載されている場合、無線LAN規格の影響で通信速度に満足できないこともあるでしょう。
その場合は、通信速度の速い無線LAN規格を搭載したルーターを、ブリッジモードで使えば通信速度を改善できます。
現在、主流となっている、高速通信に対応した無線LAN規格は下記の2つです。
- IEEE 802.11n
- IEEE 802.11ac
まずはONUの無線LAN規格を確認し、上記規格が採用されていないなら、ルーターで通信速度の改善を試みるといいでしょう。
Wi-Fiの範囲を広げたい場合
またWiFiの範囲を広げたい場合にも、ブリッジモードは役立ちます。
WiFi電波は届く範囲が決まっているので、広い屋内ほど通信品質は悪くなります。
広さによっては、WiFiが届かないケースも出てくるでしょう。
このケースでは、本来はブリッジモードではなく、中継器モードを使用するのが一般的です。
しかし、ルータに搭載されている最新機能を活用すれば、ブリッジモードでも広い範囲のWiFi環境を整えられます。
その最新機能は下記の2つです。
- メッシュWiFi機能
- BSS Color機能
これら機能は搭載されている機種が限定されますが、活用できれば広い屋内でもWiFi環境を改善できるでしょう。
これら機能の詳細は、後述する「ブリッジモードが使えるルーターにはどのようなものがある?おすすめルーター一覧能」で解説しているので、そちらを参考にしてください。
ブリッジモードはどうやって使う?ブリッジモードへの接続方法とは
ブリッジモードの設定方法は下記の2つです。
本体で操作できれば簡単ですが、設定画面から設定する場合は少々手間です。
機器のモード切り替えスイッチを操作する
この設定手順は解説するまでもありません。
ルーター本体にあるスイッチを切り替えるだけで設定完了です。
*画像引用元:バッファロー公式サイト
切り替えスイッチさえわかれば、誰でも簡単に切り替えできるでしょう。
機器の設定画面から切り替える
設定画面から切り替える手順は、ルーターのメーカーや機種によって異なります。
パソコン等の接続機器からルータの設定画面に入り、そこで切り替え手順を踏むのが一般的です。
詳しい設定手順は、下記いずれかで確認できます。
- ルーターの取扱説明書
- メーカーの公式サイト
公式サイトの方が、比較的わかりやすく設定手順が紹介されています。
まずは該当メーカーの公式サイトを確認してみましょう。
ブリッジモードが使えるルーターにはどのようなものがある?おすすめルーター一覧
ここではブリッジモードが使えるおすすめルーターを紹介します。
今回おすすめするのは下記の3機種です。
BUFFALO WCR-1166DS:一人暮らしにイチオシのルーター
ストリーム数 | 2ストリーム(2×2) |
最大通信速度(WiFi) | ・5GHz: 866Mbps ・2.4GHz: 300Mbps |
接続台数目安 | 6台 |
通信規格 | IEEE 802.11ac~11b |
インターフェース | ・インターネットポート:最大100Mbps×1 ・LANポート:最大100Mbps×1 |
セキュリティ | WPA2 |
推奨の利用環境 | ・1階建て ・~2LDK |
価格(税込) | 5,500円 (価格.com調べ:3,152円) |
WCR-1166DSは軽量・コンパクトな設計はもちろん、機能面も一人暮らしに特化したルーターです。
何より、求めやすいお手頃価格は見逃せません。
しかし、割安でも、一人暮らしの日常使いに困らない機能は搭載されています。
①「ビームフォーミング機能」を搭載 | WiFi電波を、一方向に集中して通信速度と安定性を向上させる機能。ひとり暮らしの狭い部屋では特に有効。 |
②専用アプリでスマホから簡単設定 | QRコードを読み取り、指示に従うだけで初期設定が完了できる。 |
③とにかく価格が安い | 3,000円台の低価格で1人使いに必要な性能を装備 |
パソコンは有線、スマホやタブレットは無線といった、1人使いに十分な機能を備えたコスパの高いルーターと言えるでしょう。
BUFFALO WXR-5700AX7S/N:通信速度にこだわる人にイチオシのルーター
ストリーム数 | ・5GHz:4ストリーム ・2.4GHz:3ストリーム |
最大通信速度(WiFi) | ・5GHz: 4803Mbps ・2.4GHz: 860Mbps |
接続台数目安 | 32台 |
通信規格 | IEEE802.11a、b、g、n、ac、ax |
インターフェース | ・インターネットポート:最大10Gbps×1 ・LANポート:最大1Gbps×4 ・USB:3.0ポート×1 |
セキュリティ | WPA3 |
推奨の利用環境 | ・戸建て:3階建て ・マンション:4LDK |
価格(税込) | オープン価格(価格.com調べ:22,731円) |
WXR-5700AX7S/NはWi-Fi6(11ax)に対応した、最大通信速度4803Mbpsの爆速モデルです。
最速最強のルータのため、とにかく通信速度にこだわる人に向いています。
高額なのがネックですが、それに見合う充実した高性能な機能を装備している点は見逃せません。
①「ビームフォーミング機能」を搭載 | WiFi電波を、一方向に集中して通信速度と安定性を向上させる機能。 |
②「MU-MIMO」に対応 | 通信品質そのままで、複数端末の同時通信ができる機能。 |
③中継器モードに対応 | 親機の中継器として、WiFiの利用範囲を広げることが可能。 |
④バンドドステアリング機能に対応 | 2.4GHzと5.0GHzの周波数帯から、混雑のない方へ自動切り替えする機能。 |
⑤メッシュWiFiに対応 | 障害に強く信頼性が高く、広いエリアを手軽に安定したWi-Fiでカバーする機能。中継器とは異なり、自動で接続先を選択できる。 |
また、広いWiFiエリアを求める人にも最適です。
今まで家の構造の問題でWiFiが繋がりにくく、改善に苦慮していた人には是非試してもらいたいルーターでもあります。
1クラス上の高性能な爆速ルーターを求めている人に、おすすめのルーターと言えるでしょう。
TP-LINK Deco X20 AX1800 メッシュWi-Fiシステム:中継器としてもイチオシのルーター
ストリーム数 | 2ストリーム(2×2) |
最大通信速度(WiFi) | ・5GHz: 1201Mbps ・2.4GHz: 574Mbps |
接続台数目安 | 150台 |
通信規格 | IEEE802.11a、b、g、n、ac、ax |
インターフェース | ・インターネットポート:最大100Mbps×1 ・LANポート:最大100Mbps×1 |
セキュリティ | WPA3 |
推奨の利用環境 | ・1階建て ・~2LDK |
価格(税込) | 5,500円 (価格.com調べ:20,800円) |
Deco X20 AX1800はWiFiエリアの拡張に優れたルーターで、最大10台の連動が可能です。
- 2個の場合:最大370㎡
- 3個の場合:最大538㎡
同時接続数も最大150台に対応しているので、オフイスなど広く、接続端末が多いWiFi環境構築に向いています。
WiFiエリア拡張向けのルーターだけあって、下記3つのキオ連動でWiFiの死角をなくすことに成功。
①「ビームフォーミング機能」を搭載 | WiFi電波を、一方向に集中して通信速度と安定性を向上させる機能。ひとり暮らしの狭い部屋では特に有効。 |
②メッシュWiFiに対応 | 障害に強く信頼性が高く、広いエリアを手軽に安定したWi-Fiでカバーする機能。中継器とは異なり、自動で接続先を選択できる。 |
③BSS Colorに対応 | 電波干渉の影響を最小限にし、通信キャパシティを増やす機能 |
広範囲で途切れのないWiFi環境を実現できます。
また、通信規格も最速のIEEE802.ax(5GHz: 1201Mbps、2.4GHz: 574Mbps)に対応しており、全域でWiFi6の高速通信が可能です。
広範囲で高速通信を維持できる高性能ルーターと言えるでしょう。
ブリッジモードと合わせて使用したい-おすすめの光回線はどれ?-
ブリッジモードと合わせて使用する場合におすすめの光回線をご紹介します。どの光回線を契約するか悩んでいるという人は以下の内容を参考にして検討を進めてくださいね。
ソフトバンク光:ソフトバンクユーザーにおすすめの光回線
ソフトバンクユーザーの人であればおすすめしたい光回線はソフトバンク光になります。ソフトバンク回線が入るエリアであれば利用可能で、通信速度に関しても非常に優秀です。
中でも特筆すべき点はソフトバンクユーザーに対する割引にあるでしょう。ソフトバンクスマホ1台あたり1,100円の割引が用意されているのでかなりお得ですよね。
ソフトバンクユーザーで少しでも安く使いたいと考えている人に最適です。
auひかり:auユーザーに最適な光回線
auユーザーにはauひかりがおすすめになります。ドコモやソフトバンクよりもユーザー数が限られているので、混雑しにくく快適な通信環境が望めるでしょう。
通信速度を意識するという人におすすめの光回線になります。また、ソフトバンク光と同様にauユーザーに対して充実した割引を用意しています。
auスマホ1台あたり1,100円の割引が適用されるので、auユーザーが家族にいればいるほどお得になりますよね。通信速度を意識する、またauユーザーという人は優先的に検討を進めましょう。
NURO光:業界トップクラスの通信速度を誇る人気通信
NURO光は知らない人はいないくらいの超人気光回線です。通信速度は業界トップクラスを誇っているので、通信速度を意識する人も満足できるでしょう。
NURO光はスマホとのセット割などを用意していない代わりにキャッシュバックなどのキャンペーンを豊富に用意しています。そのため、割引などがなかったとしても実質的にはかなり安く利用できるでしょう。
NURO光は通信速度と料金の両方を意識する人におすすめの光回線になります。auやソフトバンクのどちらにも該当していない場合はNURO光を検討するのが良いでしょう。
ブリッジモードに関するよくある質問とは?
それでは最後にブリッジモードに関するよくある質問に回答します。
今回、回答するのは下記の4つです。
ブリッジモードが繋がらないんだけどどうすればいい?
原因は様々考えられますが、まず確認してほしいのは、接続機器のIPアドレスが固定になっていないかです。
IPアドレスが固定になっていると、インターネットに繋がりません。
下記手順で確認してみましょう。
①ネットワーク接続画面で該当する接続を右クリック
②「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」をクリックして選択して「プロパティ」をクリック
③下記のように数値が何も入っていなければ、IPアドレスが自動取得になっている状態です。
しかし、「次のアドレスを使う」にチェックが入り、数値が入っている状態ならIPアドレスが固定されている状態です。
この場合は「IPアドレスを自動取得する」と「DNSサーバーのIPアドレスを自動取得する」にチェックを入れ直してOKを押せば、IPアドレスの自動取得に切り替わります。
この状態で、接続状態を確認してください。
また、この対応で解決しない時は、ルーターのメーカーに問い合わせるのが一番確実な方法です。
ブリッジモードと中継器の違いはなに?
特に違いはありません。
無線電波の届く範囲を広げるために、ルーターのブリッジ機能を使うか、専用機の中継器を使うかの違いだけです。
他に挙げるとすれば、本体価格の違いくらいでしょう。
相場的には、ルーターよりも中継器の方が安価です。
余っているルーターを、中継器として使うなら問題ありません。
しかし、新たに中継器が必要になった時は、どちらの購入がお得かを、機能面と価格面の双方から検討するようにしてください。
ルーターをブリッジモードで使わないのはもったいないって聞いたけどなんで?
本当です。
原則、ONUにルーター機能が搭載されていれば、ルーターをブリッジモードで使う必要はありません。
しかし、ONUの下記性能に満足できないのであれば話は別です。
- WiFiの最大通信速度
- 使用できる周波数帯
この2つの性能は、通信速度とWiFiが届くエリアに大きく影響します。
ONUを上回る高性能ルーターを、ブリッジモードで使った方が快適な通信環境を構築できます。
おそらく、「ルーターをブリッジモードで使わないのはもったいない」といった人は、この点を考慮してのことでしょう。
ルーターモードとブリッジモードの速度比較は?
ブリッジモードは複数端末にアクセスポイントとして利用されるため、ルーターモードよりも通信速度が遅くなると思われがちです。
しかし、ルーターモードでもアクセスポイントとしての利用はされています。
役割がアクセスポイントに限定されただけです。
ブリッジモードにしたからといって、新たに役割が増えたわけではありません。
そのため、ルーターモードからブリッジモードに変えても、ルーターの通信速度は変わらないと考えてもらって結構です。
ブリッジモード利用時は設定に注意|間違えるとネット接続が不可に
今回はルーターのブリッジモードを徹底解説しました。
この記事に目を通してもらったなら、ルーターが単なるルーター機能を果たす機器ではないと理解してもらえたでしょう。
特に下記の条件下では、ブリッジモードを利用しない手はありません。
- ONUの通信規格が低く、通信速度が遅い
- WiFiが繋がりにくいところが多い
高性能なルーターのブリッジモードを利用すれば、これら問題は簡単に解決できます。
今回紹介したデメリットも対処法さえ理解しておけば回避できるので、良いことづくしの機能となるでしょう。
WEB上でよく耳にする、ネット接続ができなくなることもありません。
ブリッジモードのメリットを有効活用すれば、現状の不具合も大きく改善可能です。
まずは今回の記事を参考にして、抱えている不具合の改善に乗り出してみてはいかがでしょう。