自宅で過ごす機会が増え、自宅でのインターネット回線を用意したいと考えている方もいると思われます。そういった方の中で、できるなら料金の安いものを選びたいと考える方が多い傾向にあります。
しかし、インターネット回線はかなりの種類が用意されているため、どの回線を選べばいいのかわからないという方もいるでしょう。

・インターネット回線の種類
・実質料金の安いおすすめのインターネット回線
・インターネット回線の選び方
月額料金 | 2年間の実質合計料金 | 通信速度(実測値) | 詳細 | |
<戸建て> <マンション> | 77,460円 (NURO光 2ギガ(3年契約)プラン適用時) | 上り平均:448.7Mbps 下り平均:504.3Mbps | NURO光を見る | |
<戸建て> ホーム30M:4,191円/ホーム1G:5,170円/ホーム10G:5,940円 <戸建て(Netflix付)> ホーム30M:5,626円/ホーム1G:6,605円/ホーム10G:7,320円 <マンション> マンションV100M:4,070円/マンションF1G:4,070円/マンションF10G:5,940円 | 143,330円 (戸建てホーム1G適用時) | 上り平均:526.77Mbps 下り平均:592.25Mbps | コミュファ光を見る | |
4,378円 | 108,372円 | 上り平均:499.79Mbps 下り平均:555.42Mbps | Fon光を見る |
安いインターネット回線を知る前に|定義や種類を再確認
料金の安いインターネット回線がどんなものか知る前に、まずはインターネット回線の定義や種類を把握しておく必要があります。

そこで、インターネット回線の定義や種類を簡潔にまとめていきます。
インターネット回線とは?
インターネット回線は、インターネットに接続するために必要な回線設備のことです。当然ですが、インターネット回線がない建物ではインターネットを利用することはできません。
そのため、インターネット回線を利用するのであれば回線を建物内に用意するための工事が必要です。
ただ、インターネット回線だけ用意していてもインターネットは使えません。インターネット回線とは別にプロバイダ契約が必要です。
プロバイダ契約は回線とインターネットを接続するために必要な契約で、インターネット接続に必要なIPアドレスなどを発行してくれます。
あとはモデムやONU、ルーターといったインターネットの接続機器があれば、スマホやパソコンとつなげられるようになります。そこまでして初めてインターネットが利用できるようになります。

インターネット回線だけ用意すればいいわけではないということを押さえておきましょう。
インターネット回線の種類

インターネット回線の種類には主に以下の3つがあります。
1つずつみていきます。
光回線
光回線は光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線です。通信速度の速さや通信の安定感が特徴的な回線となっています。
光回線はデジタルデータを光信号に変え、光ファイバー内をとてつもない速さで通過し、受信時に再びデジタルデータに変換させる仕組みとなっています。そのため、光回線は高速で大量のデータのやり取りが可能です。

現在は自宅で利用する回線の中で最も主流のインターネット回線となっています。
ADSL回線
ADSL回線は電話回線を利用したインターネット回線のことです。
光回線はそれ特有の回線設備を整える必要があるため、工事などで手間がかかってしまいます。しかし、ADSL回線は自宅にある電話回線をそのまま使うため、簡単に始めやすいです。
ただ、ADSL回線は光回線に比べると圧倒的に通信速度は遅く、インターネットの高速化に対応できなくなってきました。また、段々と自宅に固定回線を設置する世帯も減少しています。
そのため、2024年3月末にはADSL回線のサービスは完全に終了することが予定されています。

新たにADLS回線の契約はできなくなっています。
CATV回線
CATV回線はケーブルテレビの回線を利用したインターネット回線です。
ケーブルテレビは地域に根付いた独自のテレビ番組が見られるもので、ケーブルテレビとインターネット回線をセットにしたサービスも提供されています。
しかし、CATV回線は光回線と比べてかなり通信速度が遅いです。

ADSL回線のようにサービスが終了することはありませんが、需要が低下し続けるとサービスが終了してしまうかもしれません。
おすすめのインターネット回線は「光回線」
3種類のインターネット回線を紹介しましたが、その中でも光回線がおすすめです。
ADSL回線はすでにサービス終了することが決定しており、ケーブルテレビそのものの需要を考えるとCATV回線もいつまで続くかわかりません。また、これらのインターネット回線は出せる通信速度が無線接続方式のものより遅いということもあります。
一方で、光回線は動画視聴やオンラインゲームのプレイなどの通信速度の速さが求められる利用用途でもストレスなくインターネットが使えます。
そのため、インターネット回線を新たに契約するなら光回線の契約を進めてみてください。

光回線ほどの通信速度が必要ないなら、ポケット型Wi-Fiやホームルーターなどでもよいでしょう。
実質料金が安いインターネット回線5選|最安の光回線はどこ?
インターネット回線について簡単に説明したところで、早速ですが、おすすめの実質料金が安いインターネット回線を紹介していきます。

おすすめの実質料金が安いインターネット回線として以下のものがあげられます。
・NURO光
・コミュファ光
・Fon光
・ニフティ光
・eo光
これらのインターネット回線のサービス内容を以下の表にまとめました。
NURO光![]() | コミュファ光![]() | Fon光![]() | ニフティ光![]() | eo光![]() | |
月額料金 | 〈戸建て〉 〈マンション〉 | 〈戸建て〉 〈マンション〉 | 4,378円 | <戸建て> | <ネット・電話・テレビ(61ch)> <ネット・電話・テレビ(29ch)>・10ギガコース:8,426円(1年目 3,594円)/・5ギガコース:7,856円(1年目 3,594円) <ネット・電話> <ネット> |
2年間の 実質合計料金 | 77,460円 (NURO光 2ギガ(3年契約)プラン適用時) | 143,330円 (戸建てホーム1G適用時) | 108,372円 | 138,780円 (戸建てプラン適用時) | 134,436円 |
通信速度 (実測値) | 上り平均:448.7Mbps 下り平均:504.3Mbps | 上り平均:526.77Mbps 下り平均:592.25Mbps | 上り平均:499.79Mbps 下り平均:555.42Mbps | 上り平均:218.66Mbps 下り平均:227.42Mbps | 上り平均:419.3Mbps 下り平均:540.53Mbps |
キャンペーン | ・43,000円キャッシュバック ・月額料金1年間980円 | ・光乗り換えキャンペーン ・オプション加入キャンペーン ・初期費用0円キャンペーン ・光割引キャンペーン | ・Amazonギフト券3,000円分プレゼント | ・最大20,000円キャッシュバック ・IPv6対応Wi-Fiルーターレンタル無料 | ・商品券15,000円分プレゼント ・1年間月額料金3,280円 ・Netflix1年分プレゼント |
工事費用 | 44,000円 (実質無料) | 27,500円 (実質無料) | 44,000円 (実質無料) | 戸建て:18,000円 マンション:15,000円 | 29,700円 |
セット割 | ・NUROモバイルセット割 ・NUROでんきセット割 ・NUROガスセット割 | なし | ・まとめてでんき | ・auスマートバリュー ・UQモバイル 自宅セット割 | ・電気セット割 ・関電ガスセット割 ・eo光テレビパック割 |
こちらの比較表を基に、それぞれのインターネット回線サービスの特徴について解説していきます。
NURO光:高額キャッシュバックか月額料金割引が適用される
NURO光は高額キャッシュバックあるいは月額料金割引が適用される光回線サービスです。
高額キャッシュバックだと43,000円もの金額がもらえ、月額料金割引だと「NURO光 2ギガ(3年契約)プラン」の月額料金が1年間980円もの安さになります。どちらのキャンペーンも代理店での契約特典かと間違えてしまうほど手厚いキャンペーン内容となっています。
このキャンペーンをきちんと適用させれば、他のどの光回線サービスよりも2年間の総額料金が安いです。
また、NURO光は業界最速の光回線サービスと言われており、料金だけでなく通信速度についても申し分ありません。
ただ、NURO光は独自回線を利用しており、まだ契約できないエリアも少なくないです。そのため、契約可能なエリアに住んでいる方は契約を検討してみてください。
ちなみに、NURO光の契約可能なエリアは以下の場所となっています。
・北海道、東北エリア:北海道
・関東エリア:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県
・中部エリア:愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
・関西エリア:大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県
・中国、四国エリア:広島県、岡山県
・九州エリア:福岡県、佐賀県

NURO光のキャンペーンはキャッシュバックと月額料金割引のどちらかしか選択できない点に注意が必要です。
コミュファ光:他社からの乗り換え時に費用を負担してくれる
コミュファ光は他社からの乗り換えで契約する場合、他社契約時にかかる違約金や撤去工事費、ルーターなどの機器の割賦残債金をすべて負担してくれます。
本来なら契約期間中にインターネット回線サービスを解約すると、契約違反として違約金などが発生してしまいます。すべての費用を足すと数万円かかることがほとんどです。
そのため、なかなか新しい光回線サービスに乗り換えられず、契約期間満了まで我慢して使ってしまう方が多いです。
しかし、コミュファ光なら負担金額に上限はなく、すべての金額を負担してくれます。
比較表を見るとコミュファ光の総額料金は決して安いものとは言えません。ですが、他社からの乗り換えでかかる費用まで含めて総額料金を算出するならコミュファ光のほうが安くなる場合もあります。
解約時の負担額が小さいならともかく、解約時の負担額が大きくなるならコミュファ光への乗り換えがおすすめです。

乗り換えキャンペーンの適用条件にNetflixパックの契約が必要である点を押さえておきましょう。
Fon光:月額料金が特に安い
Fon光は月額料金が安い点が特徴的な光回線サービスです。光回線の月額料金の相場は5,000円から6,000円程度となっていますが、Fon光は4,378円という安さで利用できます。
Fon光は業界最速と言われるNURO光の回線設備を借りる形でサービスを提供しています。自社で回線設備を抱えていないため、NURO光よりも安い月額料金で安定して利用することが可能となっています。
総額料金で見ればNURO光のほうがお得ではありますが、NURO光のキャンペーンは一時的なものです。もし3年、4年と使っていけば、Fon光のほうが総額料金が安くなってきます。
業界最速の通信速度が必要で、かつ2年以上使い続けるつもりで契約するならFon光がおすすめです。

ちなみに、3,000円分のAmazonギフト券がもらえるくらいで、手厚いキャンペーンはありません。
ニフティ光:キャッシュバックキャンペーンと月額料金割引が同時に適用される
ニフティ光はキャッシュバックキャンペーンと月額料金割引が同時に適用される点が特徴的です。
NURO光はキャッシュバックキャンペーンと月額料金割引のいずれかしか適用されないため、どちらかを選択するしかありません。この時月額料金割引を適用させるならともかく、キャッシュバックを適用させると受け取り忘れのリスクがともないます。特にNURO光は月額料金自体は相場料金くらいであるため、受け取り忘れをしてしまうと一気にお得度が下がってしまいます。
しかし、ニフティ光ならキャッシュバックキャンペーンと月額料金割引の両方が適用されるため、キャンペーン受け取りミスで受ける痛手を小さくすることが可能です。

ニフティ光では開通月を含む12カ月目にキャッシュバックを受け取れる仕組みとなっています。
eo光:どのプランでも1年間の月額料金が大幅に割引される
eo光はどのプランで契約しても、1年間の月額料金が半額以下に割引されます。
月額料金割引のお得度でいえばNURO光のほうが優れているかもしれません。ただ、NURO光だと適用可能なプランが限定されてしまいます。
一方で、eo光はテレビやNetflix込みのプランでも割引が適用されるため、初めの1年はかなりお得にどのプランも利用しやすいです。お手軽に始めやすいという点でかなり優れている割引キャンペーンだと言えます。
しかし、2年目からのことを考えて契約しないと後で苦しい思いをすることになるため、月額料金割引に頼りすぎずに契約するかどうか検討したほうがよいです。

eo光は関西電力のグループ会社が提供しているもので、関西電力の提供エリアでしか契約できない点に注意が必要です。
最安のインターネット回線はどこ?分野ごとにわけて徹底解説
料金の安いインターネット回線をいくつか紹介しましたが、光回線は戸建てプランで契約する場合とマンションプランで契約する場合とで料金が変わってきます。
実際、人によって戸建てプランで契約するかマンションプランで契約するか変わってくるでしょう。

そこで、戸建てとマンションで契約する場合にどのインターネット回線サービスを契約すると最も安くなるか、それぞれ解説していきます。
【戸建てプラン最安】NURO光
戸建てプランで光回線の契約を進める際には、NURO光が特に料金が安いです。
比較表の総額料金を見たとおりの結果で、比較表では月額料金の割引を適用させた場合の金額を記載しました。しかし、キャッシュバックキャンペーンを適用させたとしてもNURO光が最も安いです。
2年間使って10万円もかからない光回線サービスはかなり珍しいため、料金の安さを求めるならNURO光をチェックしておきましょう。
ただ、NURO光のキャンペーンを最大限活かせるのは戸建ての契約期間が定められているプランだけです。契約期間なしのプランなどでは適用されない点に注意してください。

代替案としてはNURO光の次に安いFon光がおすすめです。
【マンションプラン最安】NURO光
マンションプランで契約する場合も、NURO光が特に料金が安いです。
まず光回線サービスには戸建てプランとマンションプランが分かれているところとそうでないところがはっきり分かれています。そして、料金を分けていないところより料金を分けているところのマンションプランの料金のほうが安いことがほとんどです。
実際、光回線のマンションプランは月額料金が4,000円程度のところが多いです。特にNURO光だと同じマンション内に同じ回線を契約している人数に応じて月額料金が下がっていき、プランによっては2,000円程度で利用することもできます。
また、マンションプランを契約した場合でも、契約期間に縛りのあるプランなら25,000円ものキャッシュバックがもらえます。
マンション契約の場合でも、契約可能なエリアに住んでいるなら第一候補としてNURO光を視野に入れてみてください。

マンションプランなら代替案として、ニフティ光やコミュファ光も検討してみてもよいかもしれません。
インターネット回線を選ぶときに見るべき4つのポイント|ただ安いだけじゃダメ
ここまで料金の安さに主軸をおいてインターネット回線を紹介してきました。しかし、単に料金が安ければよいとは限りません。

インターネット回線を選ぶ際には、料金の安さ以外に以下の4つのポイントをチェックしましょう。
1つずつみていきます。
通信速度の実測値
光回線は料金の安さと同じくらいに通信速度の速さが重要となってきます。ただ、最大通信速度ではなく通信速度の実測値を見るようにしてください。
最大通信速度は基本的にどの光回線を契約してもあまり変わりません。しかし、利用している回線によって実際に出せる通信速度が変わってきます。
そして、理論値は基本的に出ることは滅多にないため、実際に出せる通信速度のほうを参考にしたほうがよいです。
本当に出せる通信速度は実際にサービスを利用しないとわかりませんが、それを契約前に試せるところはほとんどありません。そのため、実際にサービスを利用しているユーザーが公表している通信速度を参考にしてみてください。

ある程度知名度の高い光回線なら、「回線名 通信速度レポート」で検索すれば実測値が調べられます。
通信対応エリア
意外と見落としがちですが、通信対応エリアも確認しておいたほうがよいです。
フレッツ光などの全国に対応している契約先もあります。しかし、今回紹介したNURO光やeo光などは独自の回線を使っており、全国どこでも契約できるわけではありません。
いくら料金が安くて通信速度が優れていても、自分の住んでいるエリアでは契約できなくて断念してしまうケースも少なくないです。
もし通信対応エリア外に住んでいたら他の光回線サービスを選ぶしかないため、念のために複数の契約先の候補をピックアップしておいてください。
光回線にはフレッツ光系、光コラボ系、ダークファイバー系、電力会社系の4つの種類があります。フレッツ光と光コラボ系から1種類、ダークファイバー系から1種類、電力会社系から1種類候補を出しておくと契約先に困ることはないでしょう。

たいていはWeb申し込み時にエリアチェックがあるため、契約してから実は対応していないエリアだったということは起こりにくいので安心してください。
キャンペーン特典の充実度
料金の安さについて考えると一言で言っても、月額料金の安さとキャンペーンのお得さの2つの要素があります。そして、どちらか片方だけでなく両方を意識することが大事です。
そのため、基本月額料金の安さだけしか意識していなかったという方は、キャンペーン特典の充実度もチェックしてみてください。
いくら基本月額料金が安くても、他の光回線サービスのキャッシュバックキャンペーンや月額料金割引キャンペーンが大きなものだと、総額料金の安さが大きく変わってくることもあります。
また、キャンペーンが充実していても、そのキャンペーンの受け取り難易度が高い場合もあります。中には月額料金のかかるオプションへの加入が求められるものもあります。
キャンペーンの適用条件をよく見て、その上でキャンペーンを適用した場合の総額料金を算出して契約先を選んでみてください。

オプション加入が必要な場合は、キャンペーン適用後に不要なオプションならすぐに解約しましょう。
スマホとのセット割の有無
光回線単体の料金だけ見てしまう方も多いですが、できれば通信費全体を安くしたほうがお得です。そのため、スマホとのセット割の有無も意識してみてください。
たとえば、ニフティ光ではauスマートバリューとUQモバイルの自宅セット割が利用可能で、auやUQモバイルのスマホを利用している方は、毎月月額料金が割引されます。
auスマートバリューだと毎月1,100円割引され、UQモバイルの自宅セット割だと毎月550円割引されます。1か月分だけ見ればさほど大きな割引には感じられないかもしれません。
しかし、この割引は永年適用される割引であるため、適用させ続けていれば大きな割引となります。
他にも、ドコモ光ならdocomoのスマホの割引、SoftBank光ならSoftBankのスマホの割引などがあるため、自分の使っているスマホの割引が適用される光回線サービスはできる限りチェックしておきましょう。

スマホのセット割は契約者自身だけでなく、1契約だけで家族のスマホにも適用されることも覚えておいてください。
インターネット回線を契約する前に確認しておきたい注意点
インターネット回線を契約する際にはいくつか注意点があります。そのため、安直にメリットばかり見て契約を進めるのはリスクがあります。

そのインターネット回線を契約する前に確認しておきたい注意点として、以下のものがあげられます。
・マンションプランの開通工事は大家の許可が必要
・キャッシュバックには適用条件がある場合が多い
・契約期間中に解約すると違約金を支払う必要がある
・開通工事が完了するまでには数カ月ほどの時間がかかる
1つずつみていきます。
マンションプランの開通工事は大家の許可が必要
戸建てでの契約は自由に進められますが、マンションでの契約は賃貸物件であるため、開通工事に大家の許可が必要です。
きちんと許可を取った上で契約を進めているなら比較的早く開通できます。しかし、許可を取らないまま工事を進めてしまうと、大家と光回線事業者とのやり取りなどで開通まで時間がかかってしまいます。
また、マンションはどんな光回線でも契約できるわけではなく、マンションの共用部で回線が通っている光回線しか契約できません。とある回線の開通を要望している方が少ないのに、わざわざ一人のために共用部の大がかりな工事から対応してもらうのは難しいです。
マンションごとで契約できる回線がいくつか決まっているため、その範囲内で大家に許可を取った上で契約を進めてください。

大家がきちんと対応してくれない場合は、その物件の管理会社の担当者から許可をもらいましょう。
キャッシュバックには適用条件がある場合が多い
先ほども触れましたが、キャッシュバックには適用条件が決まっているものが多いです。
月額料金の割引などは、光回線の契約を進めるだけですぐに適用される傾向があります。しかし、キャッシュバックなどは、一定期間以上サービスを利用し続けたり、課金オプションに加入したりしないと適用されないケースが多いです。
キャッシュバックキャンペーンを実施している光回線は、受け取りができなくて損することがないように、適用条件を隅々まで確認しておいてください。

数か月後に振り込まれるようなところは、振り込み予定月の1か月前に送られるメールでの手続きを忘れないようにしましょう。
契約期間中に解約すると違約金を支払う必要がある
こちらも先ほど触れましたが、契約期間中に解約すると違約金を支払う必要があります。
ほんの数千円程度しかかからないところもありますが、基本的には1万円から2万円かかります。もし新しい回線を提供しているプロバイダで契約するなら、そこに撤去工事費用もかかってきます。
ノープランで契約してすぐに解約しないといけなくなったとなると、かなりの負担が押し寄せてしまうでしょう。
そうならないためにも、 契約する前から解約せずにサービスが利用できるかどうかをよく見極めて契約先を選定することが大事です。

転勤の頻度が多いという方は、お金はかかりますが契約期間なしのプランで契約したほうがよさそうです。
開通工事が完了するまでには数カ月ほどの時間がかかる
光回線はポケット型Wi-Fiやホームルーターと違い、自宅に回線設備を用意する必要があるため、どうしても工事が避けられません。そして、工事は一度にすべて行うわけでなく、宅内工事と宅外工事の2回行われます。
まず光回線の申し込みが完了すると、光回線工事に関する連絡がかかってきます。その時に電話に出られたらある程度スムーズに工事日程を組むこともできるかもしれません。
しかし、電話に出られなくてこちらから折り返し電話をかけることになると、電話になかなか出てくれないということが起こります。場合によっては10分以上待つこともあるでしょう。
また、電話に出てもらえて工事日程を調節するとなっても、連日続けて工事日程を組んでもらうことは基本的にできません。在宅で過ごす機会が増えてからインターネット回線の申し込みは以前よりも増えていますが、その反面、工事を着手する業者を増員するのは容易ではありません。
そのため、他の申込者にも平等に対応するために、1回目と2回目の工事の間が空いてしまいます。
工事期間中なら無料でポケット型Wi-Fiを貸し出してくれるところもあるため、数カ月もの間インターネット環境がないのは困るという方は、そういったサービスを実施しているところの契約がおすすめです。

通常のポケット型Wi-Fiなどのお試しキャンペーンや契約期間のないサービスもうまく活用しましょう。
安いインターネット回線に関するよくある質問は?
インターネット回線を選ぶ際に料金を従事する方が多く、インターネット上には料金の安いインターネット回線についての質問がいくつも投稿されています。

今回は、その中でも特に質問されることの多かった以下の質問について回答していきます。
・大阪住みの人におすすめの安いインターネット回線はどれ?
・光回線のキャンペーンにはどんなものがある?
・インターネット回線(光回線)の評判にはどのような口コミがある?
1つずつみていきます。
大阪住みの人におすすめの安いインターネット回線はどれ?
eo光は関西電力に根付いたインターネット回線サービスで、関西電力の提供エリアに住んでいる方しか契約できません。
しかし、eo光は独自回線を利用しており、NURO光以上に混雑しにくい回線と言われています。さらに、1年間は月額料金が大幅に割引され、商品券ではありますがキャッシュバックキャンペーンもあります。
また、Netflixとのセットプランもあり、1年間は無料でNetflixが利用できてかなりお得です。
NURO光も大阪で契約することはできますが、口コミなどを見ると、大阪住みだったらeo光を契約していたというコメントを残している方も少なくありません。

大阪住みでお得かつ通信の安定しやすい回線を求めるなら、eo光も視野に入れてみてください。
光回線のキャンペーンにはどんなものがある?
・キャッシュバックキャンペーン(現金以外の手段もあり)
・月額料金割引キャンペーン
・インターネット回線乗り換え違約金負担キャンペーン
・工事費用実質無料キャンペーン
・スマホとのセット割引キャンペーン
・サブスクリプションサービスの一定期間無料キャンペーン
など
多くの光回線サービスでは、工事費用を実質無料にするキャンペーンを行っています。それ以外のキャンペーンは契約先によって実施しているものもあれば、実施していないものもあります。
どのキャンペーンも支払う必要のある料金に関わってくるキャンペーンであるため、キャンペーンを気にせず契約先を選ぶと損してしまうでしょう。少しでもお得になるように、自分にとってメリットのあるキャンペーンを実施している光回線サービスで契約するのが望ましいです。

現金以外のキャッシュバックを実施しているところは、利用用途が限られてしまうため注意が必要です。
インターネット回線(光回線)の評判にはどのような口コミがある?
おはようございます!
— きょん@投資のアレコレ勉強中 (@kyonchi2) February 15, 2022
今まで家のWiFiはソフトバンクAirを使っていたんですが、先日NURO光に変えたら速度が100倍になりました。凄すぎ。これでガチャも良いの引けます多分😚
契約更新月だったからソフトバンク光解約してeo光にしたんだけど、変えて大正解だなこれ
— クロ@OZ (@OZ33OZ) May 29, 2019
速度速くなったうえに料金も下がるし
光回線の口コミ情報について調べると、まず第一に通信速度の速さの口コミが多く見られます。たいていの方は通信速度が速いと回答していますが、他の光回線と比較するとイマイチかもしれないとコメントしているような方も見られます。
ただ、通信速度については100Mbpsくらいが安定しているなら、たいていのことはなんでもストレスなくできるということは理解しておきましょう。無駄に速すぎるサービスを契約して高い料金が取られてしまうのはもったいないです。
その次に多く見られる意見が料金の安さで、光回線サービスを乗り換えたことで料金が安くなったと答える方が多かったです。もし今使っている光回線サービスの料金が高いと感じている方は、別の光回線への乗り換えを検討してみてください。

何となく乗り換えるとかえって料金が高くなることもあるため、乗り換え先は慎重に選びましょう。
まとめ:インターネット回線は安いだけではダメ|ポイントを抑えて適切なものを選ぼう
インターネット回線にはいくつか種類があり、今では光回線の契約が主流となってきています。
光回線を契約する際に基本月額料金ばかりに目が行く方も少なくありません。しかし、基本月額料金以外にも通信速度や通信対応エリアなどの要素もチェックしておかないと、あとで損してしまう可能性が高くなってしまいます。
少しでも自分にとってストレスなく使える光回線が契約できるように、断片的な情報だけでなく、複数のポイントを押さえて総合的に判断して契約先を選定してみてください。

光回線だけでなく、自分が使っているあるいは使いたい通信サービス全体を見渡して契約先を選びましょう。