光回線の契約を視野に入れている方の中には、通信速度の速さが特徴的なNURO光の契約を視野に入れている方もいます。
ただ、2022年9月に差し掛かってから不穏な空気が漂い始めているため、大手で安心感のあるフレッツ光の導入を検討している方も少なくありません。
そこで今回は、光回線サービスの情報を発信し続けている私がNURO光とフレッツ光のどちらがよいか知りたい方に向けて、NURO光とフレッツ光の違いについて解説していきます。
結論からいうと、フレッツ光よりもNURO光のほうが通信速度面以外にキャンペーンの手厚さが優れているため、NURO光がかなりおすすめです。

この記事では、2023年2月の最新のNURO光とフレッツ光の情報を発信していきます。
・NURO光とフレッツ光のそれぞれの特徴
・NURO光のほうが優れているポイント
・フレッツ光から乗り換える場合におすすめの光回線サービス
NURO光とフレッツ光の違い5つ

NURO光とフレッツ光の違いとして主に以下の5つの項目があげられます。
月額料金
NURO光とフレッツ光とでは月額料金が異なります。
2つの光回線サービスの月額料金を以下の表にまとめました。
NURO光![]() | フレッツ光![]() | |
月額料金 | ・NURO光 2ギガ(3年契約)プラン:5,200円 ・NURO光 2ギガ(2年契約)プラン:5,700円 ・NURO光 2ギガ(契約期間なし)プラン:6,100円 | ・フレッツ 光ネクスト ギガファミリー・スマートタイプ:6,270円 ・フレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ:5,940円 ・フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ:5,720円 |
NURO光は契約期間ごとにプランが分けられており、概ね5,000円から6,000円程度の金額に納まっています。
一方で、フレッツ光はサービス内容ごとにプランが分けられており、契約期間なしの状態でどのプランも概ね6,000円程度になっています。
ただ、契約期間を2年で縛る「にねん割」を適用させることで、戸建てなら毎月770円、マンションなら毎月110円割引されます。
回線速度
NURO光とフレッツ光の通信速度の違いは以下の表の通りです。
NURO光![]() | フレッツ光![]() | |
通信速度 | 平均Ping値:12.7ms 平均上り速度:482.94Mbps 平均下り速度:530.25Mbps | 平均Ping値:20.4ms 平均上り速度:219.01Mbps 平均下り速度:267.78Mbps |
NURO光の通信速度はフレッツ光の倍くらい速い速度が出せていることがわかります。
フレッツ光は全国どこでも契約できる回線となっており、さらにドコモ光やソフトバンク光などでもフレッツ光回線が使用されています。
その分利用するユーザーが多く、回線が混雑しやすいために通信速度が低下しやすい傾向にあります。
それに対し、NURO光は独自回線を提供していてかつ提供しているエリアが絞られているため、契約するユーザーが限定されている分回線が混雑しにくいです。
基本的に独自回線を提供している光回線サービスは通信速度が速いと認識しておいて問題ありません。

2022年9月頃からNURO光のユーザ―の急増によって通信速度が大きく低下してしまう現象が発生している点に注意が必要です。
初期費用
NURO光とフレッツ光の初期費用の違いは以下の表の通りです。
NURO光では事務手数料が相場程度の金額に設定されており、工事費用がかなり高めに設定されています。
しかし、NURO光の場合はキャンペーンで工事費用が実質無料になるため、事務手数料分の負担だけで済みます。
一方で、フレッツ光は事務手数料が相場よりも安い金額に設定されていますが、工事費用19,800円が無料になることはなく自己負担することになります。
そのため、フレッツ光のほうが実際にかかる初期費用は高く設定されています。

NURO光では本来かかる工事費用の分割料金が毎月割引される仕組みになっており、途中で解約すると残債金を一括で支払う必要があります。
提供エリア
NURO光とフレッツ光の提供エリアの違いは以下の表の通りです。
NURO光![]() | フレッツ光![]() | |
提供エリア | 【北海道エリア】 北海道 【関東エリア】 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県 【東海エリア】 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 【関西エリア】 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県 【中国エリア】 広島県、岡山県 【九州エリア】 福岡県、佐賀県 | 全国 |
フレッツ光は一部エリアを除いて全国どこでも契約できます。
契約できるエリアの範囲が広いと、それだけ契約しやすいと感じるユーザーが多くなります。
一方で、NURO光は約20都道府県ほどでしか契約できないため、単純計算すれば契約したいと思った方のうち半数くらいの方しか契約できません。

先ほど触れたように、契約できるユーザーが限定されると、その分通信速度が安定しやすい傾向にあります。
キャンペーン
NURO光とフレッツ光のキャンペーンの違いは以下の表の通りです。
NURO光![]() | フレッツ光![]() | |
キャンペーン | ・月額料金1年間980円 ・他社違約金最大20,000円還元 ・開通が遅れた場合、最大約15,000円を補償 ・NURO光に満足できなかったら違約金無料 ・工事費用44,000円実質無料 | にねん割 |
フレッツ光はキャンペーンにはあまり力を入れておらず、にねん割以外にさほど目立ったキャンペーンはありません。
一方で、NURO光は1つ1つが手厚いキャンペーンをいくつも実施しています。
キャンペーンのお得さを活かして契約するならNURO光に軍配が上がります。

NURO光のキャンペーンをうまく活用するなら、契約期間なしや2年契約のプランではなく3年契約のプランを選択しましょう。